今よりも健康に、今よりも美しく、今よりも強い身体になりたい。
このような考えを持ち、身体づくりに励む方も少なくありませんが、取り組む姿勢や内容により得られる成果は左右されます。
ご自身が目指す身体に必要な要素は様々ですが、それらの基盤となるものは「身体づくりの目的」です。
この目的の部分が曖昧であれば、良い身体づくりはできないといってもいいでしょう。
なぜそこまで、目的を持ち身体づくりに取り組むことが大切なのか、今回はこちらをテーマとしたコラムをお届けします。
目的は道筋を照らす
何事においても言えることですが、目的を持つことは進むべき道筋を照らし、必要なものを教えてくれます。
そのため、トレーニングをはじめる前に、何故身体づくりをするのかという問いに答えられるようにしておきましょう。
そうすることで、トレーニングに対するやる気や効果を損なわずに取り組むことができます。
目的は明確に
目的を持ちましょうといっても、曖昧な目的を持っても仕方がありません。
よくある例が、痩せたいから・健康になりたいからなどの目的で身体づくりをしているというケースですが、これらの目的は少し具体性に欠けることから、何故痩せたいのか・何故健康になりたいのかと、もう一つ踏み込んで考えることが必要であると感じます。
このように目的をより明確にしていくことで、ご自身の身体づくりに必要となるものが精査されていくことでしょう。
難しいものである必要はない
ただ、その目的は決して難しいものである必要はありません。
仕事疲れを軽減したい・腰痛を改善したい・歳を重ねても元気でいたいなど、今のご自身の身体の悩みを目的に当てはめると、考えやすいのではないでしょうか。
目的は目標を導く
目的が明確になってくると、その目的を果たすために必要となる目標が自ずと見えてくるはずです。
目標が見えてきたら、まずはその目標地点と現在地との距離がどれくらいあるのか考えてみることをお勧めします。
何故なら、その道のりを考えることが身体づくりの計画を兼ねているからです。
目標は期間を割り出す
目標が決まり、現在地との距離が把握できれば、そこに到達するまでの期間を算出することができます。
身体づくりは一朝一夕でできるものではないため、無理のない計画が必要となります。
そのため、どれくらいの時間が要するかという期間が算出できなければ、身体づくりの計画も難しくなることから、目標地点と現在地の距離を把握することが大切と言えるのです。
また、目標設定の際には最終目標だけでなく、中期的目標や短期的目標などをつくることをお勧めします。
ハードルが低く、今取り掛かれる目標は、身体づくりのモチベーションを維持してくれるため、継続的な身体づくりの味方となります。
目的は手段を与える
明確な目的は目標や期間に加えて、手段をも与えてくれます。
何でもかんでもトレーニングをすれば身体は良くなるというものではありません。
トレーニングにも特性があるため、ご自身の身体づくりの目的に沿ったものを選択することが大切です。
理想の身体に必要なものを効率良く選択していく上で、基盤となる目的が良い働きをしてくれます。
今の時代だからこそ
通信機器が発達した情報過多の今の時代は、スマホやパソコンでちょっと調べれば膨大な量の情報を手にすることができます。
便利になったと同時に、あまりの情報量の多さから自分にとって適切な情報を選択することが難しくなったと感じます。
健康や身体づくりにおいてもそれは当てはまり、結局のところ何が健康なのか、どのトレーニングをすれば良いのかと、考え方や手段に迷われている方も多いのではないでしょうか。
そのような今の時代だからこそ、明確な目的を持つことが適切な考え方や手段、自分に適したものを選択する手助けをしてくれると考えています。
まとめ
今回は、目的の明確化と身体づくりの関係についてのコラムをご紹介しました。
目的を持って取り組む。
一度は耳にしたことがあるでしょうし、当たり前のことであると思われるかも知れませんが、その当たり前をきちんと押さえることがやはり大切です。
これから身体づくりをはじめようと思っている方は、まず基盤となる目的がしっかりと定めてから、身体づくりに取り組んでいきましょう。